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向島百花園2
これは「向島百花園」でなくても、今の時期ならどこでも見られる珍しくない植物です。
日本生育の三大民間薬「ゲンノショウコ・センブリ・ドクダミ」の中でももっともポピュラーなような気がします。 民間薬とはいいますが、生薬として日本薬局方にも収載されています。 生薬名はジュウヤク(重薬、十薬)。 局方によると、適応として便通薬として、慢性皮膚疾患に利尿消炎として煎じて飲む と記載されています。 古来民間薬としては、十薬の名の通り、それ以外にも幅広く使われてきました。 清潔感ある白さもきれいで、夏の季語にもなっています。 ま、それくらいにしておいて。 珍しいドクダミを百花園で見つけました。 (真ん中の黄色い部分が花穂、花びらはない) これが本来白いのに、緑色が混じっています。 例のおじさんの説明では、変異種だね、と。 へえ、そうなんだ、それは珍しいやね。 苞が八重になっています。一見ドクダミだとは見えないですが、ドクダミの品種のひとつだそうです。初めて見ました。 明治時代北米からもたらされました。実物は写真よりももっと黒っぽかったです。 ロウバイの仲間ですが、こちらは初夏に開花します。(ロウバイは冬に咲く) この向島百花園は江戸・文化文政の頃の文人たちのサロンだった、ということで庭にはちゃんと茶室もあります。 開園当初は360本の梅の木が主体だったそうです。 その後「万葉集」や中国の詩経にある植物等を集め、四季を通じて草花の観賞ができる庭になったといいます。 今も梅の木は多く、中でも白加賀が多いそうです。白加賀といえば、うめぼし。 うめぼしをお茶うけにして、当時の文人たちはお茶を楽しんだのでしょうね。 あともう少し続けます。
by nekotaro-x
| 2012-05-31 13:03
| 花を愛でる
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